どうもヤスです。
今回は白点病治療に効果大のオキシドールの使用法についてお話をしたいと思います!
オキシドール治療は私も実際に行っている治療のひとつで、今まで高確率で白点病の治療に成功してきました。非常に効果的に白点虫を退治できますので、ぜひ参考にしてみてください!
オキシドールの効果
オキシドールは過酸化水素とよばれるもので、水素分子に酸素がひとつ余分についた構造をした化合物のひとつです。
オキシドールが殺菌作用を持つ理由は、水素分子についている酸素分子が病原菌に作用し、菌を酸化させることでその菌を殺すことができるのです。怪我した時の消毒液に使われるのもこの原理です。
オキシドールの影響
菌に効果があるということは、もしかして生体にも影響が出てしまうのでは?と思う方も多いと思いますが、心配ご無用!
海水魚などの生体はカタラーゼという分解酵素をもっているため、体内にオキシドールが入ってもすぐに分解されるので、悪影響がありません。
しかし病原菌はこのカタラーゼを持っていないため、消毒されて死滅してしまうんです。ちなみにエビやイソギンチャク、サンゴなどもこのカタラーゼを持っているため、オキシドールによる影響はほとんどありません。
つまりオキシドールは生体に付着した病原菌を退治する方法として、非常に効率のいい方法なんです。
オキシドールの使用方法
さてそれでは今回のメインテーマ、オキシドールの使用法についてお話しましょう!
実はオキシドールは白点病治療に有名なICHという商品の主原料なんです。
このICHという商品はオキシドールが主成分であり、かつ薬局で売っているオキシドールとほぼ同じ濃度での販売なので、ICHと同じ使用方法でオキシドールを使用することができるのです。
ではその使用方法を書いていきましょう。
海水4Lに対して0.5mlを1日3回に分けて入れる(1回でまとめて入れても大丈夫です!)
たったこれだけです!楽チンですよね!簡単ですが一応その手順を書いていきます!
① 水槽の海水量の把握
みなさんがお持ちの水槽の海水量を下の表から確認してください!
水槽規格 | 水量 |
---|---|
30cm | 15L |
45cm | 35L |
60cm | 65L |
90cm | 185L |
120cm | 245L |
※上記の水量は大体なので、もしご心配な方は縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)で計算した値が水量(ml)になりますので、計算してみてください!(例:60(cm)×30(cm)×36(cm)=64800(ml)=65(L))
② 使用するオキシドール量の計算
さて①で、お持ちの水槽の水量がわかったかと思いますので、次にオキシドールの量を計算しましょう!使用する量は0.5ml / 4L ですので、65Lであれば計算式は以下になります!
0.5 / 4 × 65 = 8.2
つまり8.2mlを入れればいいということになりますね!それを1日3回に分けるのであれば、約3mlを朝昼晩に入れれば大丈夫です!
③ オキシドールの投入
②で計算したオキシドールを水槽に入れましょう!バッと入れるのではなく、チビチビ入れるようにしましょう!急に入れてしまうと魚がびっくりしてしまいますので!
以上になります!一応3日続けてみてください!あまり効果が見られなければ、水換えをしたのち、再度試してみてください!
おわりに
さてさて今回は白点病治療に有効なオキシドールについてお話ししました!
私はこのオキシドール治療でかなりの高確率で治療に成功してきました。分量や方法を間違えなければ皆様も白点病をしっかりと治療できるようになるでしょう。ぜひ試してみてください!