スリバチサンゴの飼育方法!【餌・水流・水質・光・毒・通販】





どうもヤスです!

今回はハードコーラルのLPSの一種『スリバチサンゴ』についてお話しをします!

スリバチサンゴはその名前の通り、すり鉢のような形をしたサンゴです。このサンゴも前回ご紹介をしたウィスカーズコーラルと同様、陰日性キサンゴの仲間で、イボヤギなどと同じ仲間に属されます。しかしスリバチサンゴは好日性サンゴのため、飼育はそれらに比べて圧倒的に簡単です。

またスリバチサンゴにはいくつか種類があり、『スリバチサンゴ』『オオスリバチサンゴ』『ヨコミゾスリバチサンゴ』などがあります。多少違いはありますが、基本的には今回ご紹介する飼育方法で問題ありませんので、是非参考にしてみて下さい。



 

スリバチサンゴの分類

スリバチサンゴはハードコーラルの中のLPSと呼ばれる区分に分類されます。

ハードコーラルはポリプによって形成された骨格にポリプが住み着いたサンゴを言います。

ハードコーラルには2種類あり、ポリプの大きさによって分別され、骨格に比べてポリプが大きいものを『LPS』、小さいものを『SPS』と区分します。

SPSはポリプの住む骨格が大きいため、非常に大量の栄養分を必要とします。ハードコーラルの主な栄養摂取方法は褐虫藻の光合成によるものなので、たくさん光合成をできるように強い光を与える必要があります

それに対してLPSはSPSに比べると骨格も小さいため、そこまで大量の養分を必要としませんので、光もある程度の強さで飼育可能です。サンゴについての詳しい説明はこちらをご覧ください。

 

 

スリバチサンゴの購入・値段

スリバチサンゴはネットまたはアクアリウムショップで購入することができます。

ハードコーラルはソフトコーラルに比べ、水質環境の変化や水質悪化などの飼育環境の変化に敏感で影響を受けやすい種です。

スリバチサンゴは比較的丈夫であるため、輸送中にダメージを受ける心配はあまりありません。ただし購入時にすでに本体がダメージを受けていたりすると輸送中に弱ってしまいますので、購入時は元気な個体を購入するようにしましょう。

値段は以下の通りになります。

ネット購入 3,000~7,000円
ショップ購入 3,000~8,000円

あまり値段は変わらないですね。

大型のものは値段が上がる傾向がありますが、それでもあまり値段が高いイメージはありません。ただし流通量自体が多くないため、ショップに行っても売り切れということもありますので、もしあまり見た目にこだわりが無ければ、ネット購入でもいいかもしれません。

購入する際はポリプがへたっていないもの、色が褪せていないものを選ぶようにしましょう。


 

 

スリバチサンゴの飼育環境


ではスリバチサンゴの好む飼育環境について確認をしてみましょう!

 

水質耐性

水質変化には比較的丈夫な種です。

ハードコーラルはソフトコーラルに比べ、水質変化には弱い種がほとんどです。

SPSに比べればLPSはまだ丈夫な方ですが、個体差がありますので水質についてはかなり注意を払う必要があります。

スリバチサンゴは比較的丈夫な種で水質変化にもある程度耐えられる種なため、オーバーフロー水槽でなくても外部フィルターを使用した環境でも十分飼育は可能です。

ただし他のサンゴ同様にリン酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩などの栄養塩のチェックをすることは当然大切ですので、水槽内に栄養塩が溜まりすぎないようにこまめに水換えを行うようにしましょう。

サンゴに最適な水質についてはこちらをご覧ください!

 

光の強さ

比較的強い光が必要です

ハードコーラルなので、栄養は光合成によって得ます。ハードコーラルは骨格をもつサンゴなので、その骨格を維持するためたくさんの栄養が必要になります。そのためにはたくさん光合成をおこなう必要があるため、強い光を当てる必要があります。

スリバチサンゴは光量の許容範囲が非常に広く、メタハラはもちろんのこと、LEDでも十分に飼育は可能な種です。

ただし成長して大型になると栄養不足に陥ってしまうこともありますので、できればメタハラを使用して飼育することをオススメします。メタハラを使用したほうが長期飼育ができやすく、あまり弱らなくなります。

 

水流の強さ

比較的強い水流が必要です

強い水流が求められる理由は、スリバチサンゴの形状に原因があります。スリバチサンゴは名前の通り、すり鉢のような形をしているので、大きなゴミや魚が巻き上げた底砂がのってしまうと、そこから腐っていってしまうことがあります。

そのため水流はランダムな方向から起こし、ポリプ上に有害物質や砂などを定着させないように気を付ける必要があります。

水流の作り方についてはこちらをご覧ください!

 

給餌の必要性

基本的に給餌は必要ありません

餌をあげたほうが元気に育ちますが、合わせて水質悪化にもつながってしまいますのであげる必要はないかと思います。海水魚を混泳させているのであれば尚更必要ないかと思います。

また他のサンゴ同様、ミネラル系の元素は必須ですので、常に気にしてあげましょう。ストロンチウムやカルシウムなどが不足していると考えられるときは添加剤を付加してあげるといいです。

各メーカー(レッドシーやゼオビット系)から販売されている添加剤を使用して、カルシウムやマグネシウムなど、必要な元素が常に一定量海水に含まれているように調整しましょう。

添加剤についてはこちらをご覧ください。

 

飼育環境まとめ

ではスリバチサンゴの飼育環境についてまとめたいと思います。

項目  弱ーーーーーーーー強
水質耐性  □□□□■■■□□
光の強さ  □□□□■■■
水流の強さ  □□□■■■□□□
給餌の必要性  ■■□□□□□□□□
飼育難易度  □□■■□□□□

 

 

カラーバリエーション

スリバチサンゴはあまりカラーバリエーションは多くなく、グリーンやベージュ系統の色が一般的です。

綺麗なグリーンの個体もあり、そういった個体は非常に高い値段で販売されています。



 

 

毒性

強い毒をもっています

スリバチサンゴは特に他のサンゴを攻撃しやすいというわけではありませんが、大型の個体が多いため近くのサンゴに接触してしまうケースが多いです。なので設置する場所には余裕をもって置くことをオススメします。

 

 

 

海水魚との相性

チョウチョウウオやヤッコには食害を受けることがありますので注意が必要です。ハギ類にはあまり食害を受けることはありませんので、混泳しても問題ないでしょう。

海水魚の遊泳にはほとんどダメージを受けないため、比較的多くの海水魚と同居させることができます。

 

 

温度

適温は24℃~28℃です。

海水魚と混泳をさせる場合は25℃に設定することをオススメします。

 

 

おわりに

さてさて今回はハードコーラルの中のLPSの一種、スリバチサンゴについてお話をしました!

スリバチサンゴは水質悪化にも耐性があり、光の強さや水流も許容範囲が広いですので、初心者の方にも飼育できる種です。

海水魚の混泳にのみ注意していれば長期飼育はあまり難しくありませんので、ぜひスリバチサンゴの飼育にチャレンジしてみてください!

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