シャコガイの飼育方法!【餌・水流・水質・光・毒・通販】





どうもヤスです!

今回はハードコーラルのLPSの一種『シャコガイ』についてお話をします!

シャコガイは他のサンゴとは異なり、見た目は貝類そのものです。2枚の貝が合わさった形をしており、他のサンゴとは異色を放つがゆえに、水槽内でアクセントになるサンゴです。

シャコガイはサンゴの中でも比較的飼育が簡単なので、今までサンゴ飼育をしたことが無い人でも飼育することができる種です。

扱いとしてはソフトコーラルとハードコーラルの間くらいの飼育難易度になりますので、ソフトコーラルがしっかり飼育できているようであれば飼育に挑戦してみても問題ないと思います。

シャコガイにはヒメジャコガイ、シラナミガイ、ヒレナシシャコガイなどの種類がありますが、飼育方法は今回の記事でご紹介するもので問題ありません。

他のサンゴと見た目が異なることから、飼育方法についても若干気をつけなければならないことが異なりますので、今回の記事を読んでもらい、是非参考にしてみてください。



 

シャコガイの分類

シャコガイ(硨磲貝)は、ザルガイ科シャコガイ亜科に属する2枚貝の総称を指します。

その中にヒメシャコガイ、シラナミガイ、ヒレナシシャコガイなどが含まれます。別名『オウギガイ』と呼ばれ、扇のような形をしていることから名付けられたそうです。

熱帯から亜熱帯海域の珊瑚礁の浅海に生息しており、外側のヒラヒラ部分に光合成をおこなう褐虫藻が共生しているため、生活に必要な栄養素の多くを光合成で得ています。

シャコガイの仲間でオオシャコガイという種類がありますが、これは最大で全長2m近くにもなり、重量は200kgを超えるそうです。そこまで大型のシャコガイは水族館でもなかなか見れないとは思いますし、水槽で飼おうとする人もいないと思います(笑)

当然ながら通常は体長約5~10cm前後のシャコガイを飼育することがほとんどのようですよ。

その他のサンゴについての詳しい説明はこちらをご覧ください。

 

 

シャコガイの購入・値段

シャコガイはネットまたはアクアリウムショップで購入することができます。

シャコガイは比較的環境変化にも丈夫なため、輸送中に弱ってしまうことはありません。ただし出荷時点で色が薄かったり、ビラビラ部分が合わさっておらず、常に口を開けた状態の個体は、到着時に☆になってしまったなんてことにもなりかねません。

もしネットで購入する場合は、ショップ店員の方に個体の状態を確認し、元気な個体を選んでもらうようにしましょう。

値段は以下の通りになります。

ネット購入 3,500~8,500円
ショップ購入 4,000~9,500円

 

価格はそこまで高くありませんね。

私の調べたところ、ネットではなかなか出回っていないようです。もともと取り扱っていたところも欠品中となっているところが多いようです。もしすぐに購入したいのであれば、ショップに直接足を運ぶことをオススメします。

ヒメジャコガイは比較的入荷が多いようですが、それ以外の種はほとんど見かけません。ショップ店員の方に聞いて見ましたが、入荷注文をしてもヒメジャコガイ以外はぜんぜん入ってこないようですね。スコリミアと同様な感じがします。

購入する際はヒラヒラが色あせていないもの、しっかりと2枚の貝が合わさっている個体を選ぶようにしましょう。


 

 

シャコガイの飼育環境

ではシャコガイの好む飼育環境について確認をしてみましょう!

 

水質耐性

水質変化には比較的丈夫な種です。

リン酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩などの栄養塩にも比較的丈夫なようです。先程もお話をしましたが、飼育難易度的にはソフトコーラルとハードコーラルの間くらいなので、あまり栄養塩の濃度にはシビアにならなくても大丈夫なようです。

逆にSPSを飼育する環境のような硝酸塩がゼロのような環境の場合、体調が悪くなってしまうこともあるようです。正確にはわかりませんが、栄養塩を養分として吸収しているのではないかということも言われています。そのためある程度硝酸塩が存在する水槽での飼育の方が長生きすることもあるようです。

通常のオーバーフロー水槽の強制ろ過システムにて飼育するのがベストだと思います。もちろんナチュラルシステムでも飼育できると思いますが、長期飼育をする場合は硝酸塩が生まれる環境での飼育が望ましいと思います。ナチュラルシステムについてはこちらをご覧ください。

 

硝酸塩やリン酸塩などの栄養塩には強いですが、アンモニアや亜硝酸などの有害物質には他のサンゴ同様弱いですので、外掛け式や上部フィルターだとら過不足に陥ってしまう可能性がありますので、飼育環境はオーバーフロー水槽が理想的です。

シャコガイは有害物質の蓄積した水槽ではすぐに病気になってしまう虚弱体質な面も持ち合わせていますので、栄養塩は別として水質はきれいな状態を保つようにしましょう。

サンゴに最適な水質についてはこちらをご覧ください!

 

光の強さ

非常に強い光が必要です

光合成による栄養摂取を主としますので、光が弱いと色あせたり、弱ってしまったりしてしまいます。光の強さはミドリイシを飼育するレベルの光量が望ましいです。そのためLEDではなく、メタハラ照明がオススメです。

シャコガイを飼育する場合、光量よりも波長が大切だといわれることもあり、広範囲の波長をカバーする蛍光灯照明の方が元気に育つこともあるそうです。そのため光量も波長範囲もカバーしているメタハラが飼育環境としてはベストですので、少し値段が張りますが、できればメタハラ環境を整えてあげると良いでしょう。

 

水流の強さ

強い水流が必要です

シャコガイにとって水流は非常に重要な要素のひとつです。

先程もお話をしました通り、シャコガイは蓄積した有害物質に弱く、それが原因で病気になってしまうこともあります。

そのためシャコガイの設置された場所にはある程度強い水流を起こし、海水がよどんだ状態を作らないようにすることが大切です。水槽内によどんだ状態を作らないためには、比較的強めの水流をランダムで起こす必要があります。

ランダムな水流を起こすためには、複数のサーキュレーターを使用してタイマーで20秒ごとに異なる水流を起こすように設定するか、または回転式のサーキュレーターを使用してあげると良いと思います。

水流の作り方についてはこちらをご覧ください!

 

給餌の必要性

給餌は全く必要ありません

光合成で十分に栄養を得ることができますし、エサは水質を汚す原因にしかなりません。海水魚がいるのであれば餌を入れることになると思いますが、魚が食べる必要最低限の量を入れるようにしましょう。

給餌は必要ありませんが、ミネラル系の元素は必須です。ストロンチウム系の添加剤も当然必要ですが、シャコガイにとって最も大切な要素はカルシウムです。

シャコガイの殻の主成分はカルシウムでできているため、カルシウムが海水中で不足していると殻を大きくできないため、うまく成長ができません。できればカルシウムリアクターを設置し、常に海水中にカルシウムが一定以上存在する環境を作ることが大切です。

ただしカルシウムリアクターは非常に高価な装置なので、購入が難しい方はカルシウム調整剤などを使用して、海水中にカルシウムを添加してあげるようにしてください。

各メーカー(レッドシーやゼオビット系)から販売されている添加剤を使用して、カルシウムやマグネシウムなど、必要な元素が常に一定量海水に含まれているように調整しましょう。

添加剤についてはこちらをご覧ください。

 

飼育環境まとめ

ではシャコガイの飼育環境についてまとめたいと思います。

項目  弱ーーーーーーーー強
水質耐性  □□■■□□□□□□
光の強さ  □□□□□□■■
水流の強さ  □□□□□□■■
給餌の必要性  □□□□□□□□
飼育難易度  □□□□■■□□□□

 

 

カラーバリエーション

シャコガイは殻の色はほとんど種類はありませんが、中心のヒラヒラは非常に多くのカラーバリエーションが存在します。ブルーの個体が多いですが、中には水玉模様のような非常にオシャレな色をしたシャコガイも存在します。

たくさんの色がありますので、直接ショップに訪問して、お気に入りを見つけるのが良いと思います!



 

 

毒性

毒は全くありません

シャコガイの特徴として、他のサンゴの毒が効かないという点があります。

仮に毒性の強いサンゴのスイーパー触手に触れたとしてもほとんどダメージを受けません。そのためシャコガイは水槽内でのセッティングでは場所を選ばず、好きなところに置くことができます。中には毒性の強いサンゴから毒性の弱いサンゴを守るために壁役として配置する方もいるそうです。

 

 

海水魚との相性

チョウチョウウオやケントロピーゲ亜属のヤッコ類には食害を受けることがありますので混泳は避けましょう。

ハギ類やその他ヤッコ類には食害を受けることは少ないようですので、比較的多くの海水魚と混泳させることができます。

海水魚の遊泳にはほとんどダメージを受けないため、比較的良く泳ぎ回るスズメダイとも同居させることができます。デバスズメダイやルリスズメダイなどと混泳させることで水流に流れができ、汚れが溜まりにくくなりますので、混泳させる魚としてはオススメです。

ただしスズメダイ系はライブロックと底砂の間に穴を掘って住処を作ることが大好きなため、ライブロックをしっかり固定しておかないと崩れてしまうことがあります。ライブロックが崩れるとその上に設置してあるサンゴもダメージを負ってしまいますので、注意しましょう。

 

 

温度

適温は24℃~27℃です。

海水魚と混泳をさせる場合は25℃に設定することをオススメします。

 

 

おわりに

さてさて今回はハードコーラルの中のSPSの一種、シャコガイについてお話をしました!

シャコガイは比較的飼育難易度は低いため、サンゴを飼育したことが無い方でも元気に飼育することができます。

ただしまだ水槽を立ち上げて間もない方や、海水魚をメインとして飼育されている方は水質を良くチェックしましょう。もしアンモニアや亜硝酸などが多く検出されるようであれば、水換えをするか生物ろ過を増やして水槽がしっかり立ち上がるまで待ってから入れるようにしましょう。










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