コモンサンゴの飼育方法!【餌・水流・水質・光・毒・通販】





どうもヤスです!

今回はハードコーラルのSPSの一種『コモンサンゴ』についてお話しをします!

コモンサンゴはコモン種の総称を指す言葉であるため、コモンサンゴにはいくつか分類があります。主な分類としては、コモンサンゴの中で最も有名な形状の平たい形をした『スリバチタイプ』、ライブロックを覆うように広がっていく『カバータイプ』、ミドリイシに似た見た目をしている枝状の『ブランチタイプ』があります。コモン系のサンゴはおおまかにこの3つの区分に分けられます。

スリバチタイプの代表例はウスコモンサンゴやウネコモンサンゴがあげられ、ブランチタイプはその名前の通り、エダコモンサンゴが非常に有名です。

それぞれどれも人気がありますが、やはり一番人気はスリバチタイプでしょう。SPSを飼育している方のほとんどがミドリイシを飼育していると思いますが、形状の少し異なったスリバチタイプのコモンサンゴを入れることで水槽内がぐっと美しく見えます。当然好みもあると思いますので今回ご紹介する記事を読んでいただいて、気になった種類があったら是非飼育してみてくださいね!

上記でご紹介した3つのコモンサンゴの飼育方法は今回ご紹介する方法で問題ありませんので、参考にしてみてください。



 

コモンサンゴの分類

コモンサンゴはハードコーラルの中のSPSと呼ばれる区分に分類されます。

ハードコーラルはポリプによって形成された骨格にポリプが住み着いたサンゴを言います。

ハードコーラルには2種類あり、ポリプの大きさによって分別され、骨格に比べてポリプが大きいものを『LPS』、小さいものを『SPS』と区分します。

SPSはポリプの住む骨格が大きいため、非常に大量の栄養分を必要とします。ハードコーラルの主な栄養摂取方法は褐虫藻の光合成によるものなので、たくさん光合成をできるように強い光を与える必要があります

それに対してLPSはSPSに比べると骨格も小さいため、そこまで大量の養分を必要としませんので、光もある程度の強さで飼育可能です。サンゴについての詳しい説明はこちらをご覧ください。

 

 

コモンサンゴの購入・値段

コモンサンゴはネットまたはアクアリウムショップで購入することができます。

SPSは非常に水質に敏感な種で、硝酸塩やリン酸塩などの栄養塩が溜まっているとすぐに弱ってしまいます。

コモンサンゴはネットで購入する方も多いですし、基本的には問題ありませんが、購入する前にサンゴの状態をお店の人にしっかり確認をした上で購入するようにしましょう。

値段は以下の通りになります。

ネット購入 3,500~8,500円
ショップ購入 4,000~9,500円

 

価格はSPSの中ではリーズナブルな価格帯だと思います。

大きさや色によって値段は異なりますが、高くても10,000円はいかない印象です。エダコモンやカバータイプのコモンは比較的安価なものが多く、スリバチタイプのビビットなカラーの個体は高いようです。

購入する際は個体に大きな傷がないか確認し、白化していない個体を選ぶようにしましょう。


 

 

コモンサンゴの飼育環境

ではコモンサンゴの好む飼育環境について確認をしてみましょう!

 

水質耐性

水質変化には非常に敏感な種です。

リン酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩などの栄養塩の濃度はほぼゼロに固定する必要があります。

使用するろ過システムは強制ろ過システム(生物ろ過)ではなく、ナチュラルシステム(ベルリン式)が必須です。生物ろ過では硝酸塩が溜まる速度が速いため、SPS向きのろ過システムではありません。

もちろん一概には言えませんが、嫌気性バクテリアがしっかり繁殖していない水槽では栄養塩の蓄積スピードは速いので、できればナチュラルシステムでのろ過を行いましょう。

ナチュラルシステムについての記事はこちらをご覧ください。

コモンサンゴはSPSの中では飼育難易度は低い方とされており、水質についても栄養塩に対してある程度耐性があります。

ミドリイシは非常に水質にシビアでリン酸塩は基本的にゼロ推奨ですが、コモンサンゴはリン酸塩が1ppm以上あっても元気な状態でいてくれます。

ただし、栄養塩の存在はサンゴ水槽にとっていい影響は及ぼしませんので、できるだけリン酸塩も硝酸塩も0を維持できるようにしましょう。もし栄養塩の濃度が高い場合は頻繁に水換えをするか、またはレッドシーから販売されている『NO3 PO4-X』などの薬品を使用すると良いでしょう。

 

光の強さ

非常に強い光が必要です

ハードコーラルなので、栄養は光合成によって得ます。ハードコーラルは骨格をもつサンゴなので、その骨格を維持するためたくさんの栄養が必要になります。そのためにはたくさん光合成をおこなう必要があるため、強い光を当てる必要があります。

コモンサンゴはミドリイシ同様、非常に強い光が必要です。光が弱いと白化してきてしまい、次第に弱々しい見た目になってきてしまいます。

ただしコモンサンゴの場合、光の強さは比較的飼育範囲が広く、メタハラでなくてもLEDライトでも飼育が可能です。しかしLEDライト1灯では光量不足になってしまうことが多いですので、できればメタハラ環境下で飼育することが理想です。

費用は掛かってしまいますが、もしLEDライトで飼育するのであれば大型のLEDライトを中心に設置し、その周りから青系のスポットLEDを使用して光量不足を補うように設置することが望ましいです。

 

水流の強さ

ある程度強い水流が必要です

サンゴの形状により、サンゴの根元に汚れが溜まりやすくなってしまうことがあります。ミドリイシのように非常に強い水流は必要はありませんが、ある程度の強さの水流をランダムな方向で起こしてあげることが大切です。

ただし強い水流を一方的に当ててしまうとストレスになってしまいますので、水流を直接当てるのではなく、間接的に当ててあげることが大切です。

ランダムな水流を起こすためには、複数のサーキュレーターを使用してタイマーで20秒ごとに異なる水流を起こすように設定するか、または回転式のサーキュレーターを使用してあげると良いと思います。

水流の作り方についてはこちらをご覧ください!

 

給餌の必要性

給餌は全く必要ありません

光合成で十分に栄養を得ることができますし、エサは水質を汚す原因にしかなりません。海水魚がいるのであれば餌を入れることになると思いますが、極力エサが残らないように量を調整する必要があります。

ミネラル系の元素は必須です。ストロンチウム系の添加剤はもちろん、できればカルシウムリアクターを使用して水槽内の必要元素が不足しないように細心の注意を払いましょう。

またpHやKHも把握できるようにpHモニターの設置も検討することをオススメします!

各メーカー(レッドシーやゼオビット系)から販売されている添加剤を使用して、カルシウムやマグネシウムなど、必要な元素が常に一定量海水に含まれているように調整しましょう。

添加剤についてはこちらをご覧ください。

 

飼育環境まとめ

ではコモンサンゴの飼育環境についてまとめたいと思います。

項目  弱ーーーーーーーー強
水質耐性  ■■□□□□□□□□
光の強さ  □□□□□□■■
水流の強さ  □□□□■■■
給餌の必要性  □□□□□□□□
飼育難易度  □□□□□□■■

 

 

カラーバリエーション

コモンサンゴはあまりカラーバリエーションは多くなく、グリーンやレッド、グレー系が一般的です。

最近ではオレンジやブルー、ピンク系の個体も多く流通するようになり、価格は高価なものが多いですが、非常に綺麗なため水槽の中でひときわ目立ち、水槽内を鮮やかになるのでオススメです。


毒性

毒は比較的強いようです

ただし他のサンゴにはやはり当たり負けしてしまうことが多く、同種であれば問題ありませんが、毒性の強いサンゴとの接触は避ける必要があります。

 

 

海水魚との相性

チョウチョウウオやヤッコ類には食害を受けることがありますので混泳は避けましょう。

ハギ類やヤッコ類には食害を受けることは少ないようですが、水質上の問題もありますので、あまり大きな種との混泳は避けるようにしましょう。

海水魚の遊泳にはほとんどダメージを受けないため、比較的良く泳ぎ回るスズメダイとも同居させることができます。デバスズメダイやルリスズメダイなどと混泳させることで水流に流れができ、汚れが溜まりにくくなりますので、混泳させる魚としてはオススメです。

ただしスズメダイ系はライブロックと底砂の間に穴を掘って住処を作ることが大好きなため、ライブロックをしっかり固定しておかないと崩れてしまうことがあります。ライブロックが崩れるとその上に設置してあるサンゴもダメージを負ってしまいますので、注意しましょう。

 

 

温度

適温は24℃~27℃です。

海水魚と混泳をさせる場合は25℃に設定することをオススメします。

 

 

おわりに

さてさて今回はハードコーラルの中のSPSの一種、コモンサンゴについてお話をしました!

コモンサンゴはSPSの中では入門種として有名であり、ソフトコーラルやLPSでサンゴ飼育がある程度慣れた方がSPS飼育を始めるのに最適です。

のちのちはミドリイシなどの飼育にシフトしていくのであれば、まずはコモンサンゴの飼育で弱らせず飼育ができるようにすると良いかもしれません。またコモンサンゴをしっかり飼育ができるようになれば、その時点でかなり水質は安定してきてると思いますので、ミドリイシも導入しやすくなると思います。










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