浅場ミドリイシの飼育方法!【餌・水流・水質・光・毒・通販】





どうもヤスです!

今回はハードコーラルのSPSの一種『浅場ミドリイシ』についてお話しをします!

ミドリイシといえば、SPSの代表サンゴとして非常に有名であり、ミドリイシの飼育を最終目的とする方もいるくらい憧れの対象として人気のサンゴです。

しかしミドリイシは飼育難易度は非常に高く、気を配らなければならない点が多くあるので初心者の方には手が出しづらいところもあります。飼育できるだけの設備をしっかり整えたうえでチャレンジすることが大切です。

ミドリイシには様々な種類がありますが、大きく分けると海の浅場に生息する『浅場ミドリイシ』と水深が比較的深いところに生息する『深場ミドリイシ』の2種類に分類されます。

浅場ミドリイシは形や色が多種多様なのに対し、深場ミドリイシはブランチタイプの者がほとんどで、色が淡いのが特長です。

浅場ミドリイシには『ツツユビミドリイシ』『ヒメマツミドリイシ』『カドエダミドリイシ』『サモアミドリイシ』などたくさんの種類があり、それぞれで色合いやサンゴの形が違います。

実際に現物を見てみると目移りしてしまうくらいどれも非常に美しいですので、ご自身のお気に入りのサンゴを選ぶようにしましょう。飼育方法はさほど違いはありませんが、『セキセイミドリイシ』『はナガサミドリイシ』などは強すぎる光に弱かったりするので、注意が必要です。

浅場ミドリイシは非常に水質や栄養塩に敏感であるため、ソフトコーラルやLPSが問題なく飼育できている水槽でも弱ってしまうこともあります。

今回ご紹介する記事を読んでいただき、少しでもミドリイシの長期飼育に役立ててもらえればと思います。



 

浅場ミドリイシの分類

浅場ミドリイシはハードコーラルの中のSPSと呼ばれる区分に分類されます。

ハードコーラルはポリプによって形成された骨格にポリプが住み着いたサンゴを言います。

ハードコーラルには2種類あり、ポリプの大きさによって分別され、骨格に比べてポリプが大きいものを『LPS』、小さいものを『SPS』と区分します。

SPSはポリプの住む骨格が大きいため、非常に大量の栄養分を必要とします。

ハードコーラルの主な栄養摂取方法は褐虫藻の光合成によるものなので、たくさん光合成をできるように強い光を与える必要があります

それに対してLPSはSPSに比べると骨格も小さいため、そこまで大量の養分を必要としませんので、光もある程度の強さで飼育可能です。サンゴについての詳しい説明はこちらをご覧ください。

 

 

浅場ミドリイシの購入・値段

浅場ミドリイシはネットまたはアクアリウムショップで購入することができます。

SPSは非常に水質に敏感な種で、硝酸塩やリン酸塩などの栄養塩が溜まっているとすぐに弱ってしまいます。できればお近くのショップやネットショップで購入することをオススメします。

夏場や冬場の温度変化の激しい季節にパックの状態で長時間持ち歩いてしまうと衰弱してしまう可能性がありますので、もし移動中の衰弱が心配な方は梱包を丁寧にしてくれるネットショップで購入するといいでしょう。

値段は以下の通りになります。

ネット購入 3,500~20,000円
ショップ購入 5,000~25,000円

幅広い価格帯で販売されています。

基本的には大きさと色合い、種別で価格が異なり、産地によっても価格が異なります。そのため実際に実物を見た上で、好きな色合いや大きさを選んで予算に合わせて購入するといいでしょう。

深場ミドリイシに比べて取り扱っている数も多く、欲しい種類がなかなか手に入らない、ということがあまりありません。アクアリウムショップに行けば必ずと言っていいほど浅場ミドリイシは取り扱われているかと思いますので、まずはショップに直接足を運んでみてください。

購入する際は個体に大きな傷がないか確認し、白化していない個体を選ぶようにしましょう。


浅場ミドリイシの飼育環境

では浅場ミドリイシの好む飼育環境について確認をしてみましょう!

 

水質耐性

水質変化には非常に敏感な種です。

リン酸塩、硝酸塩、ケイ酸塩などの栄養塩の濃度はほぼゼロに固定する必要があります。それ以外にも飼育に必要な元素を日々測定し、不足しているようであれば添加剤を使用しなけばなりません。他のサンゴに比べると圧倒的に水質に敏感ですので、水質には常に気を張らなければなりません。

ミドリイシ飼育に必要な水質と添加剤については以下をご覧ください。

 

使用するろ過システムは強制ろ過システム(生物ろ過)ではなく、ナチュラルシステム(ベルリン式)が必須です。

生物ろ過では硝酸塩が溜まる速度が速いため、SPS向きのろ過システムではありません。もちろん一概には言えませんが、嫌気性バクテリアがしっかり繁殖していない水槽では栄養塩の蓄積スピードは速いので、できればナチュラルシステムを使用しましょう。

ナチュラルシステムについての記事はこちらをご覧ください。

 

浅場ミドリイシはSPSの中でも特に水質に敏感とされている種のため、常に水質に気を張る必要があります。添加剤だけに頼るのではなく、必ず水換えは2週間に1回RO水で行うようにしましょう。

 

光の強さ

非常に強い光が必要です

浅場ミドリイシは特に強い照明が求められ、通常のLED照明では光量不足になってしまうことが多いです。またLED照明は直線的な光であるため、サンゴ全体に当りづらい照明なのでミドリイシ飼育にはあまりオススメできません。

しかし最近ではミドリイシを飼育できるレベルのLED照明も販売されているため、一概にLEDではダメ!というわけではありません。LEDでオススメはブルーハーバーから販売されているKRシリーズです。浅場の強い光が必要なサンゴに非常に適したLED照明です。そのほかにもボルクスから販売されているグラッシーレディオシリーズもいいでしょう。ただし飼育ができるというだけで、決して色揚げができるわけではありませんのでご注意を。

ミドリイシを飼育される方の多くはメタハラという非常に光量の強い照明を使用するのが一般的で、それ以外だとT5蛍光灯を使用する方が多いです。蛍光灯はもともと広拡散の光を照射する照明であり、このT5蛍光灯はサンゴ飼育に必要な波長を網羅していますので強い広拡散照明を必要とするミドリイシの飼育には非常にオススメです。

T5蛍光灯はあまり種類がないのですが、国産でいうとコトブキから販売されているスマートアルミや外国産のLSS研究所から販売されているKZのT5蛍光灯などが有名です。

 

水流の強さ

強い水流が必要です

ミドリイシはランダムな太い強目の水流を好む傾向があるため、水流ポンプを使用してランダムな水流を作り出す必要があります。

水流の作り方はお使いの水槽やライブロックの配置などによっても変わるため、一概にこうしたらいい!ということはできません。なのでご自身で試行錯誤しながら水槽全体に水流が行き渡るように工夫して設置をしてみてください。

水流の作り方についてはこちらをご覧ください。

 

給餌の必要性

給餌は必要ありません

ただし成長に必要な元素は常に補給してあげなければなりません。各メーカー(レッドシーやゼオビット系)から販売されている添加剤を使用して、カルシウムやマグネシウムなど、必要な元素が常に一定量海水に含まれているように調整しましょう。

添加剤についてはこちらをご覧ください。

 

飼育環境まとめ

では浅場ミドリイシの飼育環境についてまとめたいと思います。

項目  弱ーーーーーーーー強
水質耐性  □□□□□□□□
光の強さ  □□□□□□□□□
水流の強さ  □□□□□□□■■
給餌の必要性  □□□□□□□□
飼育難易度  □□□□□□□□■■

 

 

カラーバリエーション

浅場ミドリイシは非常にカラーバリエーションが多いため、様々な色のミドリイシを水槽内で飼育することで非常に美しく映えます。

色によって色揚げ難易度が異なり、グリーン系は比較的色を維持しやすいため初心者の方でも飼育しやすい傾向があり、ブルーやパープル系も同様に色の維持及び色揚げがやりやすい傾向があります。

逆にピンク系は色揚げや維持が難しいとされ、必要な照明や水質が揃っていないとすぐに色が褪せてしまいます。

 

 

毒性

毒は弱い傾向いあります

そのため他のサンゴには当たり負けしてしまうことが多く、同種であれば問題ありませんが、毒性の強いサンゴとの接触は避ける必要があります。

基本的にミドリイシを飼育する場合は飼育環境の都合上、複数の種を混同して飼育することはあまりないと思いますが、他のサンゴと飼育する際は十分注意しましょう。


海水魚との相性

チョウチョウウオやヤッコ類には食害を受けることがありますので混泳は避けましょう。

ハギ類やヤッコ類には食害を受けることは少ないようですが、水質上の問題もありますので、あまり大きな種との混泳は避けるようにしましょう。

海水魚の遊泳にはほとんどダメージを受けないため、比較的良く泳ぎ回るスズメダイとも同居させることができます。デバスズメダイやルリスズメダイなどと混泳させることで水流に流れができ、汚れが溜まりにくくなりますので、混泳させる魚としてはオススメです。

ただしスズメダイ系はライブロックと底砂の間に穴を掘って住処を作ることが大好きなため、ライブロックをしっかり固定しておかないと崩れてしまうことがあります。ライブロックが崩れるとその上に設置してあるサンゴもダメージを負ってしまいますので、注意しましょう。

 

 

温度

適温は23℃~26℃です。

海水魚と混泳をさせる場合は24℃くらいに設定することをオススメします。ミドリイシの場合若干水温を低めに設定すると色がきれいになる傾向があります。

 

 

おわりに

さてさて今回はハードコーラルの中のSPSの一種、浅場ミドリイシについてお話をしました!

浅場ミドリイシは深場ミドリイシ同様に飼育難易度が高く、飼育する環境を整えるのも難しいとされています。しかし難しいからこそ、長期飼育できた時の喜びやその美しさは何事にも変え難いものであることは事実です。

もしこれから飼育を考えている方は、必ず事前準備をしっかりとした上で飼育に挑戦するようにしましょう!










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