リフジウム水槽ってなに?プランクトンが大切?効果とオススメの海藻は!





どうもヤスです!

今回はあまり初心者の方には馴染みのない『リフジウム水槽』についてお話をしたいと思います。

皆さん、リフジウム水槽って聞いたことありますか?初心者の方の多くは初めて耳にする言葉だと思います。

リフジウム水槽とは簡単に言えば『メイン水槽をサポートするためのサブ水槽』です。メイン水槽にリフジウム水槽を繋げることで様々なメリットをメイン水槽にもたらすことができます。

さてそんなリフジウム水槽とはいったいどのようなものなんでしょうか。今回はリフジウム水槽のもたらすメリットや設置方法についてお話をしたいと思います。



 

リフジウム水槽とは?

さてまずはじめにリフジウム水槽について簡単にお話をしたいと思います。

リウフジウムとはアクアリウムで使用されている造語で、英単語をふたつ繋げて作られました。その単語はというと・・・

refuge(避難する) +  aquarium(水槽) = refugeum(リフジウム)

直訳すると『避難する水槽』です。よく意味がわかりませんよね。なぜこのふたつの単語が使われているかというと、リフジウム水槽のもたらすメリットから取られているんです。詳しくは次の【リフジウム水槽のもたらすメリット】でお話をしたいと思います。

 

 

リフジウム水槽のもたらすメリット

さて次に今回の本題でもあるリフジウム水槽のもたらすメリットについてお話をしたいと思います。

もともとは名前の由来にもある通り、本水槽でいじめられた他の海水魚を避難させるための水槽として使われていた水槽でした。

そのため飼育環境を変えないために本水槽とリフジウム水槽をつないで使用することが多く、今でもその基本構造は変わりません。しかし現在では海水魚の避難だけではなく、他の目的もあって使用されていることがほとんどです。

ではリフジウム水槽がどのような目的で使用されているのか、ご紹介をしたいと思います。

☑️ 全体水量の増加
☑️ プランクトンや微生物の繁殖
☑️ いじめらている海水魚の避難
☑️ リン酸塩や硝酸塩などの吸着

さて見ていただくとわかる通り、様々な理由があります。

現在のリフジウム水槽はプランクトンを主食としている海水魚やサンゴを飼育する場合に使用されることが多いようです。『でもどうやってそんな環境を作り出すの?つないだだけじゃできないよね?』と思う方がほとんどだと思います。

ではどのようにそのリフジウム水槽は作るのでしょうか。次にそのリフジウム水槽の作り方についてお話をしたいと思います。


リフジウム水槽に必要なもの

さてリフジウム水槽の目的がわかったところで、リフジウム水槽を作る上で必要なものをお伝えしましょう。

リフジウム水槽を作る上で要になるものは『海藻』です。海藻を大量にセットし、海藻のメリットを最大限に活かした水槽をリフジウム水槽と呼びます。

まずは海藻がどのようなメリットをもたらすのか見てみましょう。

☑️ リン酸塩、硝酸塩を吸着
☑️ プランクトンの増殖

先ほども簡単にお話をしましたが、リフジウム水槽は二シキテグリやマンダリンフィッシュなどのプランクトンを主食とする海水魚や、サンゴをメインとした水槽での有害な栄養塩の吸着を目的として使用されます。つまりそれらの生き物を飼育する上で、リフジウム水槽はかなり重要なものなんですね。

さてそんなリフジウム水槽ですが、実際に作る上で必要なものをお伝えしたいと思います。

☑️ オーバーフロー水槽
☑️ 海藻
☑️ 底砂
☑️ 照明
☑️ ライブロック
☑️ エアレーション

さてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

 

オーバーフロー水槽

オーバーフロー水槽が必要というよりは、本水槽から海水を濾過槽に落下させて、それを本水槽に汲み上げるオーバーフロー水槽の構造が必要なんです。

オーバーフロー水槽でなくても構いませんが、通常の水槽の場合、リフジウム水槽と通常水槽を繋ぐように配管関係を自作しなければなりませんので、余計な手間がかかってしまいます。

水槽を自作することに慣れている方は問題ありませんが、最初からオーバーフロー水槽を購入し、濾過槽をリフジウム水槽として使用した方が無難だと思います。

ただし注意すべき点があります。

ポンプで海水をくみ上げる場合、そのポンプに海藻が巻き込まれてしまったりすることがよくあるため、巻き込まれないようにポンプの位置を工夫することが大切です。

多くの方はこの問題を懸念して、リフジウム水槽を本水槽の上に設置し、自作でオーバーフローシステムを作る方が多いようです。またせっかく繁殖した微生物がポンプのエンペラーに巻き込まれて死んでしまうことも少なくありませんので、理想を言えばリフジウム水槽から海水を落下させて本水槽に落とし込むのがベストな構造です。

しかし自作する余裕のない方がほとんどだと思いますので、そういった場合はこのオーバーフロー水槽を使ってリフジウム水槽を作るのが無難だと思います。作り方はまた別記事にてご紹介したいと思います。

 

海藻

リフジウム水槽の要です。

海藻だったらなんでもいいというわけではなく、リフジウム水槽向けの海藻は限られていますのでご注意ください。ではオススメの海藻をご紹介したいと思います。

☑️ ホソジュズモ(オススメ度 100%
☑️ ウミブドウ(オススメ度 90%)
☑️ ヘライワヅタ(オススメ度 85%)

上記にご紹介した海藻であればどれでも大丈夫です。オススメ度はそれぞれの特色を考慮した上で記載しました。

後ほど詳しく記載しますが、海藻は24時間光を照射していないとすぐに溶けて死んでしまいます。ウミブドウやヘライワヅタは24時間照射をしていないと一定期間で溶けてしまいますが、ホソジュズモは夜に光を消しても長期間生きてくれます。またホソジュズモは非常に丈夫なため、夏場の高温にも耐えられるのでオススメ度100%としました。

ウミブドウは非常に繁殖力が強く、すぐに大きくなるためコストパフォーマンスに優れている点と、ヨコエビやカイアシなどのプランクトンがこの3種の中では最も繁殖しやすいため、ヘライワヅタよりもオススメ度を高く設定しました。

いずれの海藻も設置するときは海水に浮かべるのではなく、必ず底砂に固定させるように設置してください。

 

底砂

嫌気層を作ることと海藻が活着するために必要なものです。

海藻を長生きさせるためにはただ海水の中に浮かべればいいわけではなく、しっかりと砂を敷いてそこに活着させる必要があります。さらに活着させた底砂の嫌気層を利用して海藻は大きくなりますので、必ず敷いてあげるようにしましょう。

底砂の種類はすでにバクテリアの繁殖したライブサンドかミラクルマッドと呼ばれる底砂がいいでしょう。

ミラクルマッドはライブサンドよりもプランクトンの繁殖力が非常に高いですので、できればミラクルマッドが理想ですが、比較的高価なのと、定期的(1〜2年)に交換が必要なので費用がかかるのが難点です。

ただし底砂は厚く敷けばいいというわけではありません。ライブサンドは5cmくらい敷くのがベストですが、ミラクルマッドは5cmくらいまで敷いてしまうと時間が経つにつれて下から腐ってきてしまいます。3cm前後の厚さで敷き、消耗品ですので1〜2年で交換するのがいいでしょう。

 

照明

リフジウム水槽には必須な道具です。

実は海藻は生まれた時に寿命がだいたい決まっており、数ヶ月間の日数経過を体内時計で感じると溶けて死んでしまいます。海藻は朝に光を浴びて夜暗くなってまた朝日を浴びる、というのを1日のサイクルとして体内時計で感じています。

リフジウム水槽では24時間照明をつけっぱなしにすることがほとんどなのですが、これは海藻の体内時計を回さないための工夫で、常に照明をつけっぱなしにしておくことで常に朝だと海藻が勘違いをするため、照明を消すよりも圧倒的に非常に長生きします。

電気代がかかることや常に明るいことが難点ですが、できれば常に点灯してあげましょう。

照明の種類は特にこだわりませんが、5W〜15WくらいのLEDライトを使用するといいでしょう。大切なことは24時間常に点灯してあげることです。

 

ライブロック

バクテリアなどの繁殖を手助けするためのものです。扱いとしてはナチュラルシステムと同様ですので、詳しくはそちらを確認していただければと思います。

 

エアレーション

リフジウム水槽内に空気を送り出すためのものです。光合成をするために空気が必要ですが、オーバーフロー水槽であれば海水が落ちる時に空気に触れますので、必須ではありません。


リフジウム水槽で大切なこと

リフジウム水槽はその性能を求めるが故に、基本的に汚れてしまうことがほとんどです。バクテリアや微生物が繁殖し、コケが大量発生するため見た目はとても悪いです。

しかしこのコケを掃除してはいけません。そのコケもバクテリア繁殖や微生物繁殖に役立ちます。できるだけそのままの状態で放置してあげることが大切です。

また海藻の寿命は無限ではありません。いくら照明を24時間にしても数年したら死んでしまいます。死んでしまって溶けてしまっても底砂に張った根は消えません。その根は水質を汚す原因になりますので、できる限り取り除きましょう。

 

 

おわりに

さて今回はリフジウム水槽の目的と必要な道具についてお話をしました!

リフジウム水槽はなかなか初心者の方には馴染みのないものかもしれませんが、今後サンゴをメインで飼育したり、プランクトンを必要とする海水魚を飼育する場合は導入してもいいかもしれません。

今回は記事の分量の都合上、リフジウム水槽の機能と効果だけご紹介しましたが、今後の記事で作り方もご紹介したいと思います。









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