どうもヤスです!
今回はカクレクマノミの品質改良種でもあるブラックオセラリスについてご紹介したいと思います!
通常ショップに出回っているブラックオセラリスは自然界で発生する黒い突然変異体を親にとり、ブリードした個体です。そのため黒の発色は個体ごとに異なり、模様なども様々なバリエーションがあります。
ブラックオセラリスで最も親しまれているのは下の画像のような、顔がオレンジで身体が茶色味がかった個体です。

この有名種以外にもホワイトバンドが全く存在しないミッドナイトオセラリスや、ホワイトバンドが変異して体色の白の占める割合が多いプラチナオセラリスも存在します。オセラリスには様々な模様とカラーバリエーションがあるため、お好みに合わせて購入するといいでしょう!


ブラックオセラリスの購入
ブラックオセラリスはアクアリウムショップまたはネットで購入することができます。
ブラックオセラリスは比較的丈夫な種のため、ネットで購入しても輸送中に弱ることはまずありません。複数購入する場合はネット購入の方が安く済む場合もありますが、初期状態をしっかり確認したい場合はショップ購入をオススメします。
ただしブラックオセラリスは様々な発色パターンや模様があるため、直接ショップで見て好みの個体を選ぶことをオススメします。ブラックオセラリスは病気にかかりやすい側面がありますので、白点病やカクレ病にかかっていないかも合わせて確認するのがいいでしょう。
ブラックオセラリスの種類と値段
ブラックオセラリスの種類と値段についてお伝えします。
今回はせっかくなのでオセラリス系の種類を合わせてご紹介したいと思います。今回はブラックオセラリス、ミッドナイトオセラリス、プラチナオセラリスの3種類をピックアップしてご紹介します!
種類 | 値段 |
---|---|
ブラックオセラリス | 2,000円 |
ミッドナイトオセラリス | 6,000円 |
プラチナオセラリス | 7,000円 |
価格はカクレクマノミに比べて非常に高いです。
3種類の中で最も安価なブラックオセラリスでもカクレクマノミの倍近くの価格になります。もともと珍しいということもあり、品質改良の手間がかかっているため価格が高いのかもしれません。
そんなブラックオセラリスよりも圧倒的に高いのが他の2種類です。ブラックオセラリスよりも珍しくなかなか数が多くないため、価格も相当です。ナンヨウハギやフレームエンゼルなどと同等の価格するため、なかなか手が出ない価格です。
私も以前その美しさに惚れ込んでミッドナイトオセラリスを購入飼育したことがありましたが、その価格設定もあり常に気を張って飼育していたことを今でも覚えています!
水温・水質
ブラックオセラリスの最も好む水温は26℃です。
ブラックオセラリスは水温変化に強く、夏場水温が30℃近くまで上がっても元気に泳ぎ回っています。一度夏場に水温が35℃近くまで上昇してしまった時も泳ぎに元気はなかったものの、病気にもならずエサも食べてくれました。
水温変化には比較的強い傾向がありますが、決して過ごしやすいわけではありませんので水温や水質を万全に整えて飼育するのがベストです。特にイソギンチャクと一緒に飼育するのであれば水質は綺麗に保たなければいけません。イソギンチャクは水質に敏感な種ですので、有害物質はできる限りゼロに抑えるようにしましょう。
水槽の大きさ
ブラックオセラリスだけを飼育するのであれば、30cm規格の水槽でも飼育可能です。
ただし30cm水槽で飼育するのであれば2匹が限界だと思ってください。3匹以上飼育するのであれば45cmの水槽を用意し、さらに他の魚と混泳させる場合は60cm以上の水槽を購入するようにしましょう。
狭い水槽に複数飼育をしてしまうと喧嘩の原因になりますので大きめの水槽を購入するのが無難です。
30cm水槽 | 〜2匹 |
45cm水槽 | 〜5匹 |
60cm水槽 | 〜8匹 |
混泳
他種混泳
基本的にどの種とも混泳可能です。
ただしカブラックオセラリスは比較的おとなしいので、性格のキツいルリスズメダイやシリキルリスズメダイには追いかけられてしまうことがありますが、水槽の大きさが余程小さくない限りは意外と住み分けができます。
ヤッコ類やハギ類からもいじめられることもなく、水槽が60cm以上であれば特に問題なく混泳することができます。
ただし逆にハタタテハゼやデバスズメダイなどのおとなしい海水魚や、体の小さな海水魚にはちょっかいを出すことがあります。飼育水槽が小さい場合はあまり飼育数や種類を増やさず、ブラックオセラリス単体で飼育されることをオススメします。
同種混泳
同種混泳には注意しましょう。
ブラックオセラリスはカクレクマノミと比べるとおとなしく、複数混泳しても比較的仲良く泳いでくれます。しかしできれば単独またはペアで飼育が望ましいです。幼魚の頃は群れで泳ぎますが、成長するにつれて縄張り意識を持つため、水槽が大きくない限りはペアでの飼育をオススメします。
またその他のクマノミ種との混泳は避けましょう。カクレクマノミと飼育するといじめられてしまうことがありますので要注意です。
サンゴとの混泳
サンゴとの混泳は問題ありません。
基本的にサンゴに食害を及ぼすことはありませんので、どのサンゴとも混泳しても問題ありません。
ただしイソギンチャクに似た見た目をしているハナガササンゴなどには稀に体を擦りつけてしまうことがあり、サンゴを傷つけてしまうことがありますので注意しましょう。
エサ
人工エサ、冷凍エサどちらとも好んで食べます。
ブラックオセラリスは非常に餌付きやすいため、人工エサでも冷凍エサでも問題ありません。ただし冷凍エサに慣れてしまうと人工エサを食べにくくなってしまうことがありますので、冷凍エサをあげる場合は人工エサも混ぜながらあげるといいでしょう。
オススメの人工エサはメガバイトレッドという商品です。他の人工エサに比べて餌付きやすいイメージがありますのでオススメです。
病気
比較的丈夫で病気になりにくいです。
ただし水質や水温に異常があるとストレスがかかってしまい、白点病やトリコディナ病、かくれ病などにかかってしまうことがあります。水槽導入初期に特に病気にかかりやすいですので、最初の一週間は様子を見てあげましょう。
またカクレクマノミに比べると病気に弱い傾向があるため、仮にカクレクマノミが問題なく元気に泳いでいたとしても、ブラックオセラリスは病気になってしまうことはありますので、水槽に入れる前に必ず飼育環境を整えるようにしましょう。
イソギンチャクとの相性
ブラックオセラリスはカクレクマノミ同様にイソギンチャクと共生します。
カクレクマノミ同様にハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクと相性が良く、私の経験上サンゴイソギンチャクとも良く共生してくれました。
ただしどうしても個体差があり、ハタゴイソギンチャクに入らない個体もいれば、シライトイソギンチャクに入る個体もいます。こればかりは運の要素もありますので、どうしても共生が見たい方はショップですでに共生しているブラックオセラリスとイソギンチャクを購入するのがいいでしょう。
イソギンチャクの種類 | 相性 |
---|---|
ハタゴイソギンチャク | ◎ |
イボハタゴイソギンチャク | ◯ |
センジュイソギンチャク | ◎ |
シライトイソギンチャク | △ |
サンゴイソギンチャク | △ |
タマイタダキイソギンチャク | △ |
ロングテンタクル | △ |
◎:ほぼ確実 ◯:7割くらい △:5割くらい
まとめ
それでは最後にブラックオセラリスについてまとめます!
値段 | 2,000円~ |
---|---|
水温 | 26℃ |
水槽 | 30cm |
協調性 | ★★★★☆ |
餌付け | ★★★★☆ |
病気耐性 | ★★★☆☆ |
飼育難易度 | ★★☆☆☆ |
おわりに
さてさて今回はカクレクマノミの親戚のような種、ブラックオセラリスについてご紹介をしました!
ブラックオセラリスはそのシックな見た目から、海水魚よりもどちらかというとサンゴとの共生に向いています。もちろんイソギンチャクと共生させるのもいいですが、お互いがお互いを美しく引き立てる環境で飼育するとなお良いです。
またサンゴが飼育できるような環境であればブラックオセラリスも元気に飼育することができますので、ぜひぜひサンゴとの飼育もチャレンジしてみてください!











