どうもヤスです!
さて今回はヒレの長いハギの仲間『ヒレナガハギ』についてお話をしたいと思います。ヒレナガハギの由来はその見た目の通り、縦に長いヒレからきています。
ヒレナガハギは幼魚と成魚では色や見た目が全く異なります。ちなみに上の写真は幼魚の頃の写真です。幼魚の頃は体色は黄色ですが、成魚になるにつれて体色は白くなり、ヒレは黒に変化していきます。
さらに幼魚の頃は写真のようにヒレを広げて泳ぎますが、成魚になるとヒレを閉じて泳ぐようになります。成魚がヒレを広げるのは驚いたときと威嚇するときだそうです。
幼魚と成魚で見た目が違うので、その成長を水槽内で見るのはとても楽しいかもしれませんね。
ヒレナガハギの購入
ヒレナガハギはネットまたはアクリアリウムショップどちらでも購入ができます!
ヒレナガハギについてはショップ購入ネット購入どちらでもいいと思います。ハギ類は臆病でストレスに弱い面がありますが、ヒレナガハギは比較的丈夫な種なので、輸送中に弱ることはありません。
ただし幼魚の頃でも身体がある程度大きいため、どちらで購入するにしても梱包はしっかりしてもらう必要があります。
ヒレナガハギの値段
ネット購入とショップ購入の値段を調べてみましょう!
ネット購入 | 1,700円 |
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ショップ購入 | 2,800円 |
ハギ類の中では安価な部類だと思います。
ネット購入の場合でもショップ購入の場合でも販売されている個体は幼魚の場合が多いようです。ヒレナガハギを購入する方の多くが幼魚のころの見た目が好きで購入することがほとんどなようなので、これは非常にありがたいですよね。
価格はあまり身体の大きさでは変わらない印象です。水槽の環境に適応させながらストレスなく育てるためには、できるだけ小さい個体を購入して早いうちから水槽環境に慣らせてあげた方がいいと思います。
水温・水質
最も好む温度は25℃です。
ヒレナガハギは水温変化や水質変化にあまり強くありません。ハギ類は水質水温変化に敏感な種が多いですので、飼育環境には十分に注意しましょう。
ハギ類は激しい温度変化や水質変化が起きるとすぐに白点病にかかってしまいますので、水温や水質には十分気をつけるようにしましょう。
水槽の大きさ
少なくとも60cm水槽は用意する必要があります。
ただし幼魚のころでもヒレを含めるとかなりの身体の大きさになりますので、横幅は60cmでも構いませんが、高さは40cm〜45cmくらいはある水槽を用意した方がいいでしょう。
理想を言えば、90cm以上の水槽の用意が望ましいです。サンゴや他の海水魚と混泳させる場合は90cm以上を用意してストレスをかけないように飼育するようにしましょう。
混泳
他種混泳
基本的にはどのような海水魚とも飼育可能です。
ヒレナガハギは比較的おとなしい性格のため、他の海水魚を追い回したり、いじめたりはあまりしません。そのためスズメダイなどの気の強い海水魚もハタタテハゼなどの大人しい海水魚も混泳させることができます。
ただし水槽が小さいと他の海水魚の遊泳がストレスになってしまい、近くにいる海水魚を追い回すこともあります。先ほどもお話をしましたが、できるだけ大きな水槽を用意してあげましょう。
同種混泳
複数飼育はNGです。
ハギ類は基本的に混泳をしてしまうと喧嘩をしてしまいます。普段は温厚な性格のヒレナガハギも同種との混泳は喧嘩になってしまうことが多いです。
もし同種で混泳させるのであれば大型の水槽にライブロックをたくさん組んで隠れられるスペースを作ってあげるようにしましょう。
サンゴとの混泳
問題ありません。
ヒレナガハギはサンゴに食害を及ぼしませんので、サンゴとの混泳に向いている種です。ヒレナガハギを飼育している方の多くがサンゴとの混泳を行なっており、ヒレナガハギの見た目がサンゴの美しさを引き立てます。
エサ
人工エサをよく食べます。
海水魚の中では餌付けに苦労することが多いハギ類ですが、ヒレナガハギは比較的餌付きやすいためすぐに餌付けることが可能です。
植物食性の海水魚なので海藻由来のエサをしっかりとあげる必要があります。キョーリンから発売されている『海藻70』や『メガバイトグリーン』がオススメです。植物質が減ってしまうと痩せてしまうと言われていますので植物食性用のエサをあげるようにしましょう。
またコケを非常によく食べますので、コケなどのある水槽ではとても活躍してくれます。特にライブロックについているコケはつついてよく食べますので、ライブロックも綺麗な状態で保つことができます。
病気
ハギ類なので白点病には注意しましょう。
水温や水質の変化でストレスを感じてしまい体力が弱ってしまうとすぐに白点病にかかってしまいます。
特に一番病気にかかりやすいのは水槽導入初期です。環境変化からくるストレスで病気になってしまうことがありますので最初の1週間はしっかりと確認してあげるようにしましょう。
まとめ
最後にヒレナガハギについてまとめたいと思います!
値段 | 1,700円~ |
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水温 | 25℃ |
水槽 | 60cm |
協調性 | ★★★★☆ |
餌付け | ★★★★☆ |
病気耐性 | ★★☆☆☆ |
飼育難易度 | ★★☆☆☆ |
おわりに
さて今回は長いヒレがとても可愛いヒレナガハギについてお話しました!
ヒレナガハギは幅広く生息していますが、インド洋に生息するヒレナガハギはインディアンセルフィンタンと呼ばれ、黒の縦じまがもっと細かく黄色味の強い体色をしています。
ネットではあまり見かけませんが、ショップではまれに入荷するようです。もしそちらも気になるようでしたらショップの方に聞いてみるのもいいかも知れませんね!











