ハードコーラル(LPS)と混泳可能な海水魚はどんな種類?ハギやヤッコやチョウチョウウオの食害は?





どうもヤスです!

今回は『サンゴは飼育しているけど海水魚は飼育していない』方や『海水魚は飼育しているけどサンゴは飼育していない』方に向けて、サンゴと混泳可能な海水魚、混泳要注意な海水魚のご紹介をする第2弾になります!

前回は大きなサンゴの区分のうちのひとつ、『ソフトコーラル』と混泳可能または要注意な海水魚についてお話をしました。残る『ハードコーラル(LPS)』と『ハードコーラル(SPS)』ですが、今回は『ハードコーラル(LPS)』についてお話をしたいと思います。

前回のソフトコーラルとの相性については以下の記事をご覧ください。

 

またサンゴと種類と特徴について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

ハードコーラルはソフトコーラルに比べて飼育難易度が比較的高く、魚の遊泳にも影響を受けてしまう種が多いため、海水魚との混泳にはより注意が必要です。

細かくみれば分類は同じでもサンゴの種類によって海水魚との混泳ができるかどうかの違いはありますので、詳細は個別のサンゴ飼育方法の記事をご覧ください!



 

ハードコーラル(LPS)と海水魚の相性

LPSはチョウチョウウオだけではなく、ヤッコからも食害を受けるものが多いため、混泳には注意が必要です。

LPSは比較的海の深いところに生息しているので、レモンピールなどの深いところに生息するヤッコにはつつかれてしまうことが多いです。

ではまずLPSと混泳要注意の海水魚をご紹介しましょう。

ハードコーラルと混泳要注意の海水魚
☑ チョウチョウウオ全般
☑ ケントロピーゲ亜属のヤッコ
(レモンピール シマヤッコ ソメワケヤッコ 等)
☑ 大型ヤッコ
☑ ベントス食性のハゼ

チョウチョウウオはLPS水槽でも混泳は避けましょう。必ずと言っていいほど食害にあいます。毒性の強いサンゴで絶好調の場合は食害に合わない場合もありますが、基本的には混泳は危険です。

ベントス食性のハゼもソフトコーラル同様にホバリングしながら底砂をまき散らす影響でサンゴに悪影響ができることがありますので、大型のハゼは避けましょう。ベントス食性のハゼを飼育したいのであれば小型のミズタマハゼなどをオススメします。

ヤッコについてはポリプ食のケントロピーゲ亜属は混泳を避けるようにしましょう。レモンピールやシマヤッコなどは共肉が大好物なので、かなり高い確率でつついてしまします。

しかしクシピポプス亜属のヤッコは基本的にはプランクトン食なのであまりサンゴに手をだしません。クシピポプス亜属のヤッコは以下の種があげられます。

クシピポプス亜属のヤッコ
フレームエンゼル、アフリカンフレームバックエンゼル、ルリヤッコ、アカハラヤッコ、マルチカラーエンゼル、カリビアンフレームバックエンゼル、ポッターズピグミーエンゼル、チェルブピグミーエンゼル

ただしポッターズピグミーエンゼルは比較的サンゴをつつきやすいことで有名です。同じクシピポプス亜属でも種や個体によってはサンゴをつつくものもありますので注意が必要です。

ソフトコーラルのときにもお話をしましたが、サンゴ水槽に入れるときは餌付いている状態で入れることが大切です。もし餌を食べない状態で入れてしまうと、本能でサンゴを食べてしまう危険性があります。


食害を及ぼすかどうかは毒性が関係する?

海水魚がサンゴをつつくかどうかの指標として、サンゴの毒性があげられます。

毒性の強いサンゴに対しては海水魚も危険を感じてあまりつつかないため、上記にご紹介した混泳要注意の魚とも混泳させることができるケースがあります。毒性の弱いサンゴは要注意海水魚からは必ずといっていいほどつついてしまいますので、混泳は避けましょう。

では簡単にLPSの毒性をまとめたものを見てみましょう(毒性の強弱については私も不安だったので、とあるショップ店員の方々にアドバイスを頂きました)。

ナガレハナ系やトランペットコーラルは非常に毒性が高く、サンゴの調子が良ければヤッコ類からつつかれる可能性は低いようです。しかしチョウチョウウオからは食害にあうケースが多いようですので、やはり混泳は避けるのが無難でしょう。

基本的に毒性の強いサンゴは調子が良ければ、魚もバカではないので近寄ることはしません。ただし調子が悪く、ところどころかけてしまっていたりすると、そこからつついてしまうことがあるようなので、サンゴを弱らせずに元気な状態で飼育することが食害に合わないようにするための最善の方法だと思います。

LPSで特に食害に気をつけなければならないのは、コハナガタサンゴとスコリミアです。毒性も弱く水質に敏感なハナガタサンゴは、弱ってしまった時を狙われてヤッコなどにつつかれることが非常に多いです。また少しでも共肉が欠けていたりするとそこからつつかれてしまうことがありますので要注意です。

スコリミアも同様、ハナガタサンゴと似た形をしていますのでヤッコは好んでつつきます。

ただしスコリミアがハナガタサンゴと違うのは、その頑丈さと水質に対する丈夫さにあります。スコリミアは比較的水質に耐性があるため、ちょっとしたことでは弱りません。またヤッコからつつかれたとしてもかけた部分がすぐに修復されますので、死ぬまで食害を受けるということがないんです。

もし海水魚との混泳で悩んでいるようであれば、値段は張りますがスコリミアを購入することをオススメします。

またアワサンゴ、ナガレハナサンゴ、ハナガササンゴ、バブルコーラルなどは海水魚の遊泳によってストレスを感じてしまいます。サンゴの周囲を激しく泳ぎ回る種(スズメダイなど)にはこれらのサンゴはストレスを感じてしまう為、混泳は避けましょう。

これらのサンゴと混泳させるのであればハタタテハゼやマンジュウイシモチなどのおとなしめの海水魚がオススメです。もし比較的泳ぎ回る海水魚と混泳させるのであれば、水槽を大型のものにする必要があります。


LPSとの混泳にオススメの海水魚

さてでは次にLPSとの混泳にオススメの海水魚をご紹介しましょう。

まずはどのような魚と混泳できるかをざっと見てみましょう!

LPSと混泳可能な海水魚
☑ ハナゴイ系
(アカネハナゴイ、フタイロハナゴイ、インディアンフレームアンティアス、エバンスアンティアス 等)
☑ ハナダイ系
(スレッドフィンアンティアス、キンギョハナダイ、スレッドフィンアンティアス 等)
☑ ハゼ系
(ハタタテハゼ、アケボノハゼ、小型のベントス食性のハゼ 等)
☑ ハギ系
(ナンヨウハギ、キイロハギ、パウダ―ブルータン、ゴマハギ、ツノダシ 等)
☑ ニセスズメ系
(オーキッドドティーバック、バイカラードッティーバック、クレナイニセスズメ 等)
☑ ベラ・ラス系
(イエローコリス、ライムラス、ブルーヘッドラス 等)
☑ クシピポプス亜属のヤッコ
(フレームエンゼル、ポッターズピグミーエンゼル、アカハラヤッコ、マルチカラーエンゼル 等)
☑ シュリンプ系
(ホワイトソックス、スカンクシュリンプ、ペパーミントシュリンプ 等)
☑ その他
(マンジュウイシモチ、キンセンイシモチ 等)

基本的にはソフトコーラルと同じです。

ただしスズメダイ系(シリキルリスズメ、ルリスズメ、デバスズメ等)との混泳は、サンゴの種類によっては遊泳によるストレスを受けてしまいますので注意が必要です。またアイゴ系も比較的よく泳ぎ回りますので、食害は起こしませんがサンゴの種類によっては避けたほうが良いかもしれません。

次にヤッコ類ですが、ソフトコーラル同様ポリプ食のヤッコは避けましょう。クシピポプス亜属に属するプランクトン食のヤッコはサンゴと飼育しても基本的には問題ありません。

ただし餌付けがされていない個体はまれにサンゴをつついてしまうことがあるので、購入の際は必ず餌付いているかどうかを確認してから購入しましょう。

クマノミ系も混泳については賭けな部分があります。イソギンチャクに似ている見た目のサンゴには身体をこすりつけてしまい、サンゴがダメージを受けてしまうことが多々報告されています。

現在クマノミ系を飼育している方は購入するサンゴには注意する必要があります。もしわからなければショップ店員の方に質問してみるのもいいかもしれません。

 

 

おわりに

さて今回はハードコーラルのLPSと海水魚との相性についてご紹介しました。

LPSはソフトコーラルに比べて水質にも敏感な種が多いため、あまり多くの海水魚との混泳はオススメしません。中型の海水魚と飼育をするのであれば90cm以上の水槽をできれば用意してもらい、頻繁に水質チェックを行うようにしましょう。









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