シライトイソギンチャクの飼育方法!【餌・水流・水質・光・毒・クマノミ】





どうもヤスです!

今回はサンゴイソギンチャク同様にショップの入荷量が非常に多い『シライトイソギンチャク』についてお話をしたいと思います。

シライトイソギンチャクは通常の飼育難易度はそこまで高くないものの、長期飼育は意外と難しい種として有名です。シライトイソギンチャクは国産、海外産問わず1年未満で死んでしまうことが多く、イソギンチャク飼育に慣れている方でも3ヶ月以内に死んでしまうことがあります。

イソギンチャクは死んでしまうとすごい勢いで水槽内を汚してしまうため、体調がいいか悪いかを判断できないと朝起きたら水槽が崩壊していた、なんてことにもなりまねません。初心者の方はまずサンゴイソギンチャクなどの飼育が長期飼育が比較的可能な種を飼育して、イソギンチャクの飼育に慣れてからシライトイソギンチャクの飼育にチャレンジした方がいいかもしれません。



 

シライトイソギンチャクについて

シライトイソギンチャクは細長い触手を持つイソギンチャクで、触手密度も非常に高いです。

シライトイソギンチャクの見た目は主に2種類あり、触手の先端に紫やピンク色の色が付いているチクビイソギンチャクと呼ばれるタイプと、触手の先端に色が付いていないタイプがあります。個体によっては触手によって色が付いているものもあれば付いていないものもあったりなどすることがあるため、一概にどちらかに分類できるというわけではありません。

チクビイソギンチャクはシライトイソギンチャクに比べると触手が短く触手の数も少ないのが特長です。見た目が異なることもあり飼育方法も厳密に言うと異なる部分もあるとは思いますが、個体によって差がありますので基本的にはシライトイソギンチャクと同様の飼育方法で問題ないと思います。

カラーバリエーションは比較的多く、ホワイト系やグリーン系、イエロー系などの美しい体色のものも存在します。

 

シライトイソギンチャクの購入・値段

シライトイソギンチャクはネットまたはアクアリウムショップで購入することができます。

シライトイソギンチャクが比較的丈夫な種ではありますが、できればショップで直接購入した方がいいかもしれません。シライトイソギンチャクは先ほどもお話をした通り長期飼育が非常に難しい種のため、長く飼育するためには初期状態が非常に大切になってきます。

多色がホワイトのものの中には褐虫藻が抜けたことによって白くなっている個体あり、そのような個体はすぐに死んでしまう可能性が高いです。購入の際はショップの店員さんに個体の状態を聞いて元気な個体を購入するようにしましょう。

値段は以下の通りになります。

ネット購入 1,400~2,200円
ショップ購入 1,800~3,500円

イソギンチャクの中では安い部類の種です。

安価ではありますが短期で死んでしまう可能性も高いですので、何回も買い直すことを考えると決して安いとは言い切れないこともあります。シライトイソギンチャク購入の際は価格ではなく、産地(国産)と個体の状況で選ぶようにしましょう。



 

シライトイソギンチャクの飼育環境

シライトイソギンチャクの好む飼育環境について確認をしてみましょう!

水質耐性

比較的丈夫な種です。

飼育環境はオーバーフロー水槽での飼育が基本になります。あまり海水魚を飼育しないのであれば、外部フィルターでも問題なく飼育することができます。

ただし硝酸塩の蓄積には注意が必要です。そのためプロテインスキマーは必須だと思ってください。できれば内部式プロテインスキマーの設置が理想ですが、難しければマメスキマーとタンパク質除去マットを合わせて使用する形でも飼育はできます。

60cm以下の水槽であればギリギリマメスキマーだけでも飼育できると思いますが、その際は海水魚は1〜2匹程度に抑え、2週間に1回は水換えをするようにしましょう。

光の強さ

光量への配慮には十分注意しましょう。

先ほどもお話をしましたが、シライトイソギンチャクでホワイトカラーの個体は体内から褐虫藻が抜けてしまっているものが多く、この場合は強い光が必要になります。

ただしメタハラがいいかというと一概にそう言い切れるものではなく、光が強すぎるとさらに弱っていってしまいます。なのでこの場合は白系統の蛍光灯を3灯、またはLEDを2〜3灯使用し、メタハラまではいかないにせよ強目の光を当ててあげるようにしましょう。

ただしすべてのホワイトカラーの個体が上記で説明したパターンかというとそういうわけではなく、バリ産やセブ産の個体はホワイトカラーでもうっすら色が付いている個体は褐虫藻もしっかりとついていますので問題ありません。

できれば国産の色が付いている個体を購入するのがベストです。

 

水流の強さ

弱めの水流をランダムに起こすようにしましょう

強い水流はストレスになってしまうことが多いです。触手全体が軽く揺れる程度の波を起こせるように水流ポンプをセットしましょう。ただし中には強めの水流の中で飼育している方もいらっしゃるので一概に弱い水流がいいとは言い切れない部分もあります。

大型のイソギンチャクは水流が原因で弱ってしまうことが非常に多いです。全体的にしっかりと揺れるように水流を設定しないとストレスを感じてしまい、弱ってしまうことが非常に多いです。

イソギンチャクの状況を確認して、少し嫌がっているような様子が確認できるようであれば水流の向きを変えたり、強さを変えてみるといいでしょう。

水流の作り方はこちらをご覧ください!

給餌の必要性

基本的には与える必要はありません

イソギンチャクは体内に褐虫藻を飼育しており、褐虫藻が光合成で得るエネルギーを利用して生きています。そのため光が適切な強さであれば餌はあげる必要はありません。

触手が縮んで戻らない場合は、栄養が足りていないことが原因の場合が多いですので、その際は光を強くするなど工夫をしてみましょう。それでも戻らない場合はエビやアサリのむき身などを細かく刻んで与えるようにするといいでしょう。

先ほどお話をした褐虫藻が抜けてしまっているシライトイソギンチャクにはできれば添加剤やアサリのむき身をあげることをオススメします。ある程度色が付いてくるまで根気よくあげるようにしましょう。

 

飼育環境まとめ

ではシライトイソギンチャクの飼育環境についてまとめたいと思います。

項目  弱ーーーーーーーー強
水質耐性  □□■■■□□□□
光の強さ  □□□□■■■■
水流の強さ  □■■■■□□□□□
給餌の必要性  ■■■■■□□□□□
飼育難易度  □□□■■■■

 

シライトイソギンチャクの移動

イソギンチャクの中ではそこまで動き回らない種です。

ただし場所が気に入らないと当然動き回って気にいる場所が見つかるまで動き続けます。最初に設置する場所をできるだけ好みの場所を選んで設置してあげるといいでしょう。

シライトイソギンチャクの好みの場所は砂地ライブロックと砂地の隙間などです。なのでまずはライブロックが近くにある砂地の上においてあげるといいでしょう。気に入らないと移動してしまいますので、最初のうちは少し観察してあげるといいでしょう。

 

毒性

毒はあまり強くありません

そのためハタゴイソギンチャクやイボハタゴイソギンチャクのような毒性の強いイソギンチャクとの接触には注意しましょう。接触してしまうと毒性の弱いサンゴイソギンチャクは死んでしまいますので、接触しないように設置場所を選ぶようにしましょう。

またヤッコやハギ類などの毒に弱い海水魚は触れてしまうと死んでしまうことがあります。大きめのイソギンチャクを飼育するのであれば水槽の大きさも考えて飼育しなければなりません。


クマノミとの相性

シライトイソギンチャクと相性のいいクマノミは、クマノミです。

センジュイソギンチャク同様に多くのクマノミと共生してくれることが多く、カクレクマノミやハマクマノミとも高確率で共生してくれます。カクレクマノミとの共生を見たい方で、ハタゴイソギンチャクは高くて買えない!という方はシライトイソギンチャクでもいいかもしれません。

 

温度

適温は24℃~29℃です。

イソギンチャクは海水魚に比べて高温を好む傾向があります。外国産のイソギンチャクは29℃近くになっても元気にしていることが多く、むしろ低温よりも元気に開いていることが多いです。

国産のイソギンチャクは外国産のイソギンチャクほど高い水温は好まず、25℃くらいの水温を好む傾向があります。

そのため夏場の高温にも比較的耐えることができますが、冬場の低温には体調を崩してしまうことが非常に多いですので、ヒーターは必ず設置するようにしましょう。

 

おわりに

さてさて今回はシライトイソギンチャクについてお話をしました!

シライトイソギンチャクはサンゴイソギンチャクなどに比べると、長期飼育が難しく、個体によっては光量にも気を使わないといけない種のため、初心者の方には難しいと感じるかもしれません。

いい個体が手に入れば丈夫な種ではありますので、長期飼育も不可能ではありませんが、まずはサンゴイソギンチャクなどの飼育が簡単な種でイソギンチャクの飼育に慣れてからシライトイソギンチャクの飼育にチャレンジするといいでしょう!










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