イボハタゴイソギンチャクの飼育方法!【餌・水流・水質・光・毒・クマノミ】





どうもヤスです!

今回はハタゴイソギンチャクと同様にカクレクマノミと相性のいい『イボハタゴイソギンチャク』についてお話をしたいと思います。

イボハタゴイソギンチャクはハタゴイソギンチャクに見た目が非常に似ていますが、触手が短いハタゴイソギンチャクに比べてさらに短いのがイボハタゴイソギンチャクです。

イボハタゴイソギンチャクはハタゴイソギンチャク同様に毒性が非常に強く、毒性の弱いサンゴやイソギンチャクが接触してしまうと死んでしまうことがあります。また私たち人の皮膚にもその毒が影響してしまうことがあり、移動させる際などビニール手袋などを使用してさわる必要があります。



 

イボハタゴイソギンチャクについて

イボハタゴイソギンチャクはハタゴイソギンチャクよりもさらに触手が非常に短く、粒々な見た目をしています。その触手は非常に粘着性が高く、手で触るとくっついてしまい無理やり剥がすと千切れてしまうことがありますので扱いには注意が必要です。

イボハタゴイソギンチャクはハタゴイソギンチャクと見た目が似ていますが、飼育難易度はハタゴイソギンチャクよりも簡単で、水質や水温にも比較的耐性のあるイソギンチャクです。光量もある程度範囲広いので、初心者の方でもチャレンジできる種ではあると思います。

カラーバリエーションは比較的多く、褐色のノーマルタイプをはじめ、パープル系やグリーン系、ホワイト系などさまざまな色が存在します。

 

イボハタゴイソギンチャクの購入・値段

イボハタゴイソギンチャクはネットまたはアクアリウムショップで購入することができます。

イボハタゴイソギンチャクの購入は基本的にどちらで購入しても構いませんが、大切なのは初期状態をしっかりと確認することです。ショップでの購入の際は店員さんに直接確認することができますが、ネット購入の場合はネットショップの多くは個体の状態を選べないため、ネットで購入するのであればイソギンチャク専門ショップなどで購入することをオススメします。とにかく価格で選んではいけません。

外国産のイボハタゴイソギンチャクは薬物採取されていることが多く、薬物採取された個体は短期で死んでしまうことがほとんどです。外国産は国産に比べると価格が圧倒的に安いですがイボハタゴイソギンチャクは高いお金を出してでも国産の状態のいい個体を購入することをオススメします。

値段は以下の通りになります。

ネット購入 6,000~30,000円
ショップ購入 4,000~35,000円

イソギンチャクの中では最も高価な部類の種です。

ハタゴイソギンチャク同様にイボハタゴイソギンチャクは外国産の個体は非常に安価で、4,000円くらいから購入することができます。ただし繰り返しになりますが外国産の個体は、よほど運が良くなければ状態のいい個体を手に入れることができません。購入する際は国産の10cm前後の個体を購入するといいでしょう。

国産のイボハタゴイソギンチャクはハタゴイソギンチャクに比べると入荷量が少なく、ネットでもあまり数を扱ってない印象です。国産の状態がいい個体が売られていた場合はチャンスだと思って購入することをオススメします。

なかなか国産が見つからないからといって状態の悪い外国産の個体を購入するのは避けましょう。焦らず状態のいい国産の個体が見つかるまで根気よく待ちましょう。


 

イボハタゴイソギンチャクの飼育環境


イボハタゴイソギンチャクの好む飼育環境について確認をしてみましょう!

水質耐性

水質に敏感な種ですが、比較的耐性を持っています。

飼育環境はオーバーフロー水槽での飼育が基本になります。クマノミを数匹だけ飼育するのであれば、外部フィルターでも問題なく飼育することができます。

特に栄養塩の蓄積には注意が必要で、長期育成するためには常に海水を清潔に保つ必要があり、硝酸塩やリン酸塩はできればゼロに抑えるようにしましょう。ただしハタゴイソギンチャクほど栄養塩にうるさくはなく、硝酸塩で言えば20ppm〜30ppm程度の濃度であれば耐えることができます。ただしリン酸塩などの存在も考えるとできるだけ水換えをして栄養塩全体を水槽内から減らすようにしましょう。

プロテインスキマーはあったほうが無難です。できれば内部式プロテインスキマーの設置が理想ですが、難しければマメスキマーとタンパク質除去マットを合わせて使用する形でも飼育はできます。

60cm未満の水槽であればギリギリマメスキマーだけでも飼育できると思いますが、ショップの店員さん曰くマメスキマーでは機能不足な点もあるそうなので、その際は海水魚は1〜2匹程度に抑え、2週間に1回は水換えをするようにしましょう。

光の強さ

比較的強めの光が必要です。

できれば50W前後のメタハラが理想ですが、LEDでも蛍光灯でも飼育することは十分可能です。

人によってはブルー系統の照明だけで1年以上飼育した方もいらっしゃるようなので一概には言えませんが、LED照明であれば20W以上のものを2灯ほど用意するといいでしょう。ただしハタゴイソギンチャクほど強めの照明は必要なく、給餌をすることで光量不足を補うことができます。

ただし国産のイボハタゴイソギンチャクは比較的強めの照明を好む傾向がありますので、メタハラまで用意する必要はありませんが基本設備は整えた上で、触手が縮んでしまったりした場合は追加で照明を設置してもいいかもしれません。

光量不足に陥った場合、白化してしまうことがよくありますが、すぐに死んでしまうことはありませんので、もし色が抜けてきたと感じた際は光量をあげるようにしましょう。

 

水流の強さ

弱めの水流をランダムに起こすようにしましょう

強い水流はストレスになってしまうことが多いです。酸素不足にならないように全体に水流が届く程度の波を起こせるように水流ポンプをセットしましょう。

あまりにも水流が弱いとそれはそれで弱ってしまう原因になってしまうこともありますので注意しましょう。ただし水槽へ導入した際は弱すぎるかな、と思うくらいの水流で初めて少しずつ強くしていくのがいいと思います。

大型のイソギンチャクは水流が原因で弱ってしまうことが非常に多いです。全体的にしっかりと揺れるように水流を設定しないとストレスを感じてしまい、弱ってしまうことが非常に多いです。初めてイソギンチャクを飼育される方は小型の個体から飼育することをオススメします。

イソギンチャクの状況を確認して、少し嫌がっているような様子が確認できるようであれば水流の向きを変えたり、強さを変えてみるといいでしょう。

水流の作り方についてはこちらをご覧ください!

給餌の必要性

与える必要はありません

イソギンチャクは体内に褐虫藻を飼育しており、褐虫藻が光合成で得るエネルギーを利用して生きています。そのため光が適切な強さであれば餌はあげる必要はありません。

触手が縮んで戻らない場合は、栄養が足りていないことが原因の場合が多いですので、その際は光を強くするなど工夫をしてみましょう。それでも戻らない場合はエビやアサリのむき身などを細かく刻んで与えるようにするといいでしょう。

他のイソギンチャクに比べてイボハタゴイソギンチャクは捕食をよく行う種のため、栄養が足りていない時は積極的に口から栄養を取り入れようとします。そのためエビやアサリを口元に持っていくと触手などを上手く使って食べます。もし栄養不足が不安なのであれば1週間に1回、給餌するといいかもしれません。

 

飼育環境まとめ

ではイボハタゴイソギンチャクの飼育環境についてまとめたいと思います。

項目  弱ーーーーーーーー強
水質耐性  □■■■□□□□
光の強さ  □□□■■■■
水流の強さ  □■■■□□□□□□
給餌の必要性  □■■■□□□□□
飼育難易度  □□□■■■■

 

イボハタゴイソギンチャクの移動

イソギンチャクの中ではそこまで動き回らない種です。

ただし場所が気に入らないと当然動き回って気にいる場所が見つかるまで動き続けます。最初に設置する場所をできるだけ好みの場所を選んで設置してあげるといいでしょう。

ハタゴイソギンチャクの好みの場所はガラス面や底砂の底面です。気に入らないと移動してしまいますので、招き入れた初期はガラス面が近くにある底砂の上においてあげるといいでしょう。底砂を若干掘っておいてあげるとあまり移動しなかった経験があります。

現在他にサンゴやイソギンチャクを飼育している方はせつ属しないように最初のうちは少し観察してあげるといいでしょう。

 

毒性

非常に強い毒を持っています

同様の強さの毒を持つイボハタゴイソギンチャクとの接触は問題ありませんが、その他のイソギンチャクを飼育している場合は十分注意する必要があります。接触してしまうと毒性の弱いサンゴやイソギンチャクは死んでしまいますので、接触しないように設置場所を選ぶようにしましょう。

またヤッコやハギ類などの毒に弱い海水魚は触れてしまうと死んでしまうことがあります。大きめのイソギンチャクを飼育するのであれば水槽の大きさも考えて飼育しなければなりません。

ハタゴイソギンチャクを飼育する場合は他のサンゴやイソギンチャクを入れる前に水槽に入れて、活着した後に他の種を入れることをオススメします。


 

クマノミとの相性


イボハタゴイソギンチャクと相性のいいクマノミは、カクレクマノミとクマノミです。

センジュイソギンチャク同様に多くのクマノミと共生してくれることが多く、他のクマノミ種とも高確率で共生してくれます。

ただし他のイソギンチャクと比べて触手が短いため、クマノミが触手に隠れて共生している姿を楽しむことができないのが残念なところです。イボハタゴイソギンチャクと共生するクマノミはイボハタゴイソギンチャクの近くを遊泳するか、大型の個体であれば大きな凹凸ができますので、そこに隠れることが多いです。

 

温度

適温は23℃~27℃です。

イソギンチャクは海水魚に比べて高温を好む傾向があり、外国産のイソギンチャクは29℃近くになっても元気にしていることが多く、むしろ低温よりも元気に開いていることが多いです。

国産のイソギンチャクは外国産のイソギンチャクほど高い水温は好まず、25℃くらいの水温を好む傾向があります。

夏場の高温にも比較的耐えることができ、水温が35℃くらいになっても状態のいい個体であれば元気にしていることが多いです。ただし急激な温度変化には体調を崩してしまうことが多いですので水温を一定に保てるようにクーラーやヒーターは必ず設置するようにしましょう。

 

おわりに

さてさて今回はイボハタゴイソギンチャクについてお話をしました!

イボハタゴイソギンチャクは見た目の似ているハタゴイソギンチャクに比べると飼育難易度は低いため、低栄養塩状態を保てている水槽であれば初心者の方でも飼育することができる種です。

ただしそれでも他のサンゴイソギンチャクなどに比べると飼育難易度は高いですので、海水魚飼育を始めたばかりの方はまず水槽を安定させて、ある程度ノウハウを吸収してからイボハタゴイソギンチャクの飼育にチェレンジするといいと思います。










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