【初心者必見】イソギンチャクの基本知識!飼育に必要な環境や注意点は?





どうもヤスです!

今回はクマノミと仲良く共生することで有名なイソギンチャクの飼育方法についてお話をしたいと思います。

イソギンチャクはサンゴやクラゲを含む刺胞動物門に属する生物です。そのためかイソギンチャクの飼育環境に求められるものはサンゴの飼育環境に似ていることが多く、初心者の方が飼育することはなかなか難しいとされています。

ただし決して飼育できないわけではありません!今回はそんなイソギンチャクの基本的な飼育方法や求められる飼育環境についてお話をしますので、これからイソギンチャクを飼育しようと考えている方は参考にしてみてください!



 

イソギンチャクの基本

ショップで販売されているイソギンチャクは国産と外国産のものがあります。

国産と外国産のイソギンチャクは大きな違いが2点あります。それは価格健康状態です。

外国産のイソギンチャクは国産のイソギンチャクに比べて価格が約半額と、非常にリーズナブルな価格に設定されていることが多いです。

ただし外国産のイソギンチャクは薬品を使用して採取されているため、健康状態の悪い個体が非常に多いです。ショップで入荷された外国産のイソギンチャクは状態が悪いと1カ月足らずで死んでしまうことも多く、外国産のイソギンチャクを購入することはリスキーな面があります。

近年は採取方法も改善され比較的健康な個体が入荷されるようにはなりましたが、それでもまだ早期に死んでしまう個体が多い状況は変わりません。できれば価格は高いですが、国産の個体を購入することをオススメします。

イソギンチャクの産地による違い
☑️ 国産・・・高価だが、健康状態は非常に良い
☑️ 外国産・・・安価だが、健康状態があまり良くない

 

 

イソギンチャクの飼育環境

イソギンチャクの飼育環境に求められる飼育環境はサンゴの飼育環境に似ているところがあります。

ハードコーラルほど厳しい飼育環境は求められないものの、ソフトコーラルを飼育できるくらいの環境は用意する必要があります。

そのため基本的にはオーバーフロー水槽での飼育が望ましいです。有害物質の蓄積している水槽内での飼育は非常に難しいため、ろ過能力の高いオーバーフロー水槽または高機能外部フィルターを準備するようにしましょう。

また現在海水魚を飼育している方は、必ず有害物質のチェックをしましょう。アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩など、イソギンチャクに害となる物質がないかどうかのチェックは必須です。現時点で既に有害物質が処理しきれていない水槽ではイソギンチャクの飼育は困難だと思ってください。

サンゴと異なりイソギンチャク自身も汚れを出すため、現在の汚れを処理しきれていない場合はさらに汚れを増やすことになりますので、汚れの蓄積している水槽内にイソギンチャクをいれてもすぐに死んでしまう可能性が高いです。しっかりとろ過状態が安定した水槽で飼育するようにしましょう。

栄養塩も出来る限り少なくしましょう。水換えを頻繁に行い、できればスキマーをセットしたほうがいいと思います。



 

 

健康状態の見分け方

イソギンチャクは飼育環境の変化により体調が悪くなってしまうことが非常に多く、ある程度まで体調悪化してしまったイソギンチャクは残念ながら回復することはなく、死んでしまうことがほとんどです。

イソギンチャクは死ぬと溶けて大量の有害物質をばら撒き、水槽内を白濁させてしまいます。そうなると水槽内の生物はほとんど死んでしまい、水槽をリセットしなければなりません。

そんな状態になる前に体調が悪いイソギンチャクは水槽内から取り除かなければなりません。ではどのような状態が体調の悪いサインなのでしょうか。その特徴を見てみましょう!

体調の悪いイソギンチャクの特徴
☑️ 口が大きく開きっぱなしになっている
☑️ 口から白や黒の塊を吐き出している
☑️ 触手が縮んで長時間戻らない

口が大きく開いてしまっているのは最も有名な体調が悪い時のサインではないでしょうか。イソギンチャクが口を開くのは基本的に食事の時だけなので、その口が開きっぱなしになっているのは体調不良の証拠です。

その口から何かを吐き出している時はさらに注意が必要です。白や黒い塊を吐き出している個体は残念ながら助からないことがほとんどなので、謝って捨てましょう。。。

ただし茶色の細い糸のようなものを吐き出している時はまだ健康な状態の個体もあります。イソギンチャクは体内に光合成を行う褐虫藻という生物を飼っているのですが、光が強すぎると増えた褐虫藻を口から吐き出すこともあります。その時は光の照射時間を減らすなどして様子を見てみましょう。

触手は基本的に夜縮んで、朝から昼にかけて伸びます。もしその触手が縮みっぱなしなのであれば、それは空腹のサインです。光量が不足している可能性がありますので、強めの照明に変える必要があるかもしれません。

イソギンチャクの体調を戻すために最も有効なのが水換えです。イソギンチャクが体調不良になる原因として多いのが水質悪化によるものなので、まずは水換えをして様子をみましょう。それでも様子が変わらないのであれば、光の強さを調節するなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

 

代表的な体調不良の特徴が上記3つですが、この特徴以外にも様々な体調不良を表すサインがあります。その際はショップの店員さんに聞いたり、私に質問していただければお答えします!



 

 

イソギンチャクを飼育する際の注意点

イソギンチャクを飼育する上で注意すべき点は4つです。それは『ヒーター』、『吸い込み口』、『毒性』、『設置場所』です。

 

ヒーター

イソギンチャクは痛覚がないのかヒーターの上に乗っても逃げることなくそのまま熱で死んでしまうことがよく起こります。ヒーターを設置する場合ははライブロックなどで周りを固めてイソギンチャクが近づけないようにしましょう。

 

吸い込み口

フィルターやポンプの吸い込み口には注意が必要です。イソギンチャクは小さな吸い込み口でも巻き込まれてしまうことが多いです。

ヒーター同様、吸い込み口の周りはライブロックなどで固めて近寄れないようにしましょう。巻き込まれてしまっても健康なイソギンチャクであれば回復することも多いため、ビタミン系の添加剤などを入れて様子をみましょう。

 

毒性

イソギンチャクはサンゴ同様に毒性を持っています。毒性の強いイソギンチャクが毒性の弱いサンゴや他のイソギンチャクに接触すると、毒性の弱い個体は毒に侵され死んでしまいます。

イソギンチャクの毒性の強さは以下の参考にしてください。同じくらいの毒の強さであれば接触しても問題ありません。

イソギンチャクの毒性
☑️ 弱毒性
シライトイソギンチャク、ロングテンタクル、センジュイソギンチャク、タマイタダキイソギンチャク、サンゴイソギンチャク
☑️ 強毒性
ハタゴイソギンチャク、イボハタゴイソギンチャク

 

設置場所

設置場所については私たちではなく、イソギンチャク自身が決めます。光がしっかり当たる場所を選んでおいても、イソギンチャク自身がしっくりこないと移動し続けます。

サンゴイソギンチャクやハタゴイソギンチャクは岩に活着する傾向が強く、シライトイソギンチャクやイボハタゴイソギンチャクは砂地に活着することが多いです。

もし複数イソギンチャクを飼育する際は、移動することを前提として水槽に入れなければなりません。その移動の過程でイソギンチャク同士が接触してしまうと毒性の弱い種が死んでしまいます。すでにサンゴを飼育している方は初めからできるだけイソギンチャクの好む場所に設置して、あまり移動しないようにしましょう。

移動については詳しくはこちらをごらんください!

 

 

おわりに

さて今回はイソギンチャクの飼育に関する基礎知識をお話しました!

イソギンチャクの飼育はサンゴの飼育同様難しいとされ、なんの知識のないまま飼育をしてもすぐに死んでしまうことがほとんどです。

今回の記事を読んでいただき、基本的な知識をつけた上でイソギンチャクの飼育にチャレンジしましょう!










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